健康維持のために幅広く活動する保健科学東日本

保健科学東日本という会社はあまり耳にすることのない社名かもしれませんが、私達の生活において、身近であり密接に関わることの多い企業です。主な業務はあらゆる検査で、医療分野の研究に必要な検査や、集団検診、食品衛生検査の他、環境に関する検査も行っています。検査を専門に行う企業は日本に数多く存在しますが、その中でも大手と言われる企業のひとつです。聞き慣れない社名ですが、実は臨床検査を行う企業としては最大手の1つである保健科学研究所のグループ企業であり、歴史も実績もある企業です。

保健科学東日本は特に臨床検査といわれる分野では技術、検査速度など、あらゆる面で最先端を維持し、業界の道を切り開いてきました。臨床検査とは、医療機関で行われる血液検査や尿検査といった、日常的に行われる検査を指します。医療機関でも簡易的な検査はできますが、精密な情報が必要なときには保健科学東日本のような臨床検査を専門に行う企業の出番です。保健科学東日本は、医療機関から委託された臨床検査をすばやく、正確に分析して医療機関へ返すことができます。基本的に検査結果は書面で提出しますが、検査の結果重大な病気が発覚した場合は、電話で情報の伝達が行われるので、医師はすぐに治療の検討を行えます。

医療分野での検査以外にも、保健科学東日本は集団検診でも最先端を行く企業です。集団検診は企業や学校などで行われる健康診断のことで、検体の収集から分析、検査までを保健科学東日本単独で行うことができるため、コストも抑えることが可能です。検体の収集については利便性が高く、宅配での送付の他、保健科学東日本が直接回収に向かうこともできます。集団検診はたくさんの人の検体を検査する必要があるため、相応の施設や熟練した検査員が必要になりますが、そのすべてが揃っている企業なので集団検診であっても検査結果を出すのに時間がかかりません。すばやく正確な検査結果を出せるのはもちろん、医療機関での臨床検査と同じように感染症などの重大な病気が発覚した場合は、書面よりも先に電話での告知が行われるので、感染の拡大を防ぐこともできます。

保健科学東日本の活動は、人々の健康を維持し、命を守るために役立っています。医療と健康に深く携わる企業ですが、知名度は業界関係者以外には決して高いとは言えません。しかし、知名度が低くても、社会に必要とされる企業であり、多くの人が関わっている企業です。