保健科学東日本で受託可能な百日咳菌核酸検出

保健科学東日本では、一般検査に加えて生化学的検査や血液検査なども医療機関から受託しています。
様々な臨床検査を受託することで、早期発見に役立たせることが可能です。
これらの検査に関しては、医療機関との提携により、依頼された検査の管理や正確なデータを届けるようにしています。
最新の技術や機器を用いて品質管理システムを構築し、どのようなニーズにも応えられる体制を整えているのが保健科学東日本の特徴です。
特に百日咳などの感染症は、早期発見が求められるものとなります。
このような急な検査にも保健科学東日本では早期対応ができます。
近年、子どもを中心に感染していた病気が、大人になってからかかってしまうことがあります。
特に百日咳は、子どもの病気のようなイメージがありますが、大人の感染が増加傾向です。
2001年には3%未満だった患者数も10年後には50%以上の感染者数となり、大人にとっては長引く症状をきっかけに検査を行うことが増えています。
百日咳の主な症状は、くしゃみや咳といった一般的な風邪とよばれる症状が続き、その後短い咳の連続やヒューという呼吸音が出ます。
これらは喘息にも似た症状であるので、検査前に喘息の可能性を疑われることがあります。
乳児の場合、咳よりも無呼吸状態になったり、けいれんを引き起こしたりすることがあり、これをきっかけに呼吸が停止してしまう恐れもあるのです。
このような百日咳は飛沫感染が主な感染源です。
マスクやハンカチを抑えて飛沫が飛ばないようにすることが大切です。
もし、咳やくしゃみをした手で何かに触ってしまえば、そこから接触感染をしてしまいます。
広まってしまう前に医療機関で検査することで、大人への感染も防ぐことができます。
保健科学東日本では、このような百日咳が判断できる百日咳菌核酸検出検査も医療機関から受託しています。
この検査には、後鼻腔拭い液を検体として、LAMP法を用いて行います。
後鼻腔拭い液は、綿棒のようなものを後鼻腔に挿入しなければ採取できません。
この貴重な検体を受け取ったら、保健科学東日本では早急な検査を行い、医療機関に3日~5日程度で結果を報告します。
他にも感染性の病気は早急な診断や検査が求められますが、保健科学東日本であれば、様々なニーズに対応できる検査体制と項目を設けています。
百日咳のような風邪に似た症状の感染症の判断にも、保健科学東日本は役立っているのです。
また他の疾患との鑑別にも有用な検査が可能です。