株式会社保健科学東日本は、創業が昭和49年という実に40年以上の歴史を持つ企業で従業員も今では600名を超す大所帯となっています。本社は埼玉県の鴻巣市にあり、その他にも各営業所や衛生検査を行うラボも関東圏だけでなく全国へと展開しています。具体的な事業内容については、医療機関からの受託検査業務や集団検診をはじめとして、工場や事業所向けの水質検査や食品衛生検査など検査業務だけでも多岐にわたります。
具体的な事業内容につきましては、身近なところでは集団検診業務が分かりやすい例として挙げられます。例えば日本全国にある企業に勤める従業員の定期検診や教育機関で学ぶ生徒たちの集団検診などです。また、医療機関からの受託検査業務も保健科学東日本の重要な業務の一つとして挙げられます。とりわけ医療機関が行う臨床検査の場合、設備の関係で実施可能な臨床検査がどうしても限られてしまいます。そのため現在多くの医療機関では、保健科学東日本などの外部機関に委託をするというのが通例となっています。こうした医療機関から受託する検査の具体的な例としては、医療機関に行くとよく受ける尿検査や血液検査などです。さらに、もう少し専門的な業務では、免疫検査や細菌から病原菌を特定する細菌検査なども該当します。これらはほんの一部で、医療機関からはかなり広範囲にわたって様々な臨床検査の業務委託を受けています。
しかも医療機関から受託を受けた血液などは、それが保健科学東日本の生化学検査室や血液学検査室に届けられると、1時間程で検査結果を報告することができるようになっています。さらには保健科学東日本の生化学検査室では、脂質検査や糖関連検査・酵素検査などを主な業務としているために、採血管1本だけでも血糖値やヘモグロビン等の正確な測定検査を行うことができます。それは検体者つまりは患者様への身体的な負担の軽減にもつながります。そしてこうした検査データは、全てバーコード対応になっていて、患者様の前回値情報などと照らし合わせながらより精度の高い検査データを提供することも可能となっています。
集団検診ではお馴染みの尿検査についても、尿中の成分や濃度をもとにして腎臓や膵臓・肝臓など様々な部位の異常を見つけ出す貴重なデータです。従ってこの尿検査についても、前回値チェックや擬陽性チェック・相互チェックなどの、あらゆる方向から異常値がないかどうかを検査することができるようになっています。